第19回部会「裸眼3Dディスプレイの紹介」

 

日時:2018年2月20日(火)15:00~17:00
場所:五反田 TOCビル10F 三友株式会社倉庫、白雉子ビル10F 三友株式会社本社
■タイトル
「裸眼3Dディスプレイの紹介」

■発表者
三友株式会社 取締役 樫尾研史様



85インチ4K裸眼3D
ディスプレイ


同左立体画像


42インチFHD裸眼3Dディスプレイ
■今回の部会は2つの会場に渡ってデモ及び解説が行われました。

<三友株式会社TOC倉庫>
・「85インチ4K裸眼3D縦置きLCDディスプレイ(3840×2160)」

レンチキュラーレンズ方式、4視差の立体視による、大画面、高解像度、高輝度のディスプレイ。
迫力があり、なおかつ自然な3D画像を体験できるようになっております。
このサイズになると重量(約300Kg、表面の保護ガラスを省略して約240Kg)や高さ(約2m)から
設置場所が限定されてしまうため三友本社でも社内に設置できないという事。

また、コンテンツ作成費用や更新費用が掛かる点などから、広告代理店と共同で用途開発をしています。
コンテンツ制作については、三友株式会社様や機器ベンダにて請け負うことが可能です。
コンテンツ内容を簡単に変更できる仕様を用いる事でコンテンツ制作費のコストカットも実現できます。
また、更に大きなサイズに対応するため、複数LCDを 2×2, 3×3, 4×4 等に積上げたウォールタイプも
提案できるとのことでした。

<三友株式会社本社>
・42インチFHD裸眼3DLCDディスプレイ
・27インチ4K裸眼3DLCDディスプレイ

42インチFHDは、立体感がとても大きく「短時間で効果的な映像を表現する」用途に適しており、
85インチ4K,27インチ4Kは、高解像度ゆえに飛び出し感はやや狭いが「長時間の視聴しても
疲れにくい」というそれぞれの利点がありました。

・今後の裸眼3Dディスプレイについて
大型液晶は4Kに移行しつつあることから、3Dディスプレイも4Kへ移行していくであうとのことです。



3DホログラムLEDディスプレイ
画面


3DホログラムLEDディスプレイ
正面図


3DホログラムLEDディスプレイ
側面図
■3DホログラムLEDディスプレイの紹介
回転翼にカラーLEDを一列に並べ、回転に同期させて画像を表示するというディスプレイです。
あたかもホログラフィーのように壁から映像が浮き出てきます。
回転しているカラーLEDにオンラインで映像データを送るのは難しいので
フラッシュメモリで事前にデーターを転送しておく方法をとっています。
また、PCの専用ソフトを用いれば、通常の動画データを簡単に編集、データ変換が可能との事です。
 

次回の合同部会は平成30年3月12日(月)13:50~17:00 「能を知る会」に参加予定
(横浜桜木町 横浜能楽堂)