ご挨拶

最先端表現技術利用推進協会(略称:表技協)は、設立より11年目を迎える一般財団法人として、最先端の「表現技術」を横断的に活用し、その利活用を推進するために活動しています。本協会は、表現技術や表現にかかわるすべての方々を支援する団体です。

我が国では、「デジタル社会形成基本法」や「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律」(AI新法)に基づき、社会全体がより高度なデジタル環境へと移行しています。当協会は、このような最先端のIT技術、生成AIなどの新技術と、既存の表現技術との融合や統合により、新たな表現を創造し、利活用し、さらにはそれらがあらゆる表現にかかわる方々に共有され、社会に普及していくよう支援することを目標としています。

表現技術とは、人々が様々な形でのコミュニケーションをとる手段であり、人を動かす、共感させる、感動させるといった重要な作用を生じさせる技術です。デジタル社会においては、AIを創造のパートナーとするコミュニケーション、そしてXR(VR, AR, MR)やIoT、メタバースなどの今後の情報環境社会に大きな影響をもたらす技術が引き続き重要となります。

本協会は、優れた表現技術とその担い手を讃えるため、2017年より「羽倉賞」を毎年実施し、表現者の挑戦と功績を称えてまいりました。これに加えて、デジタル社会における表現技術の適切な利活用と普及を目的として、ICTの知識と表現技術を体系的に会得できる「表現技術検定」を実施しています。 建設ICT、まちづくり、情報処理/データベース、クラウド-AI、XR-メタバースといった分野に特化した各種検定を通じて、社会が必要とする専門知識の標準化と普及を図っています。また、学習の確実性を高めるため、各検定に対応した公式ガイドブックも出版しております。

表現技術が芸術、リベラルアーツといった学問ともかかわりあって高度化する中で、そのための知識の普及や教育、そして倫理的な利活用ガイドラインの提供までが、表技協の広く重要な活動の範囲となります。

表技協では、これらの情報環境において積極的に最先端の表現技術を創造し、使いこなすことを目指して活動してまいります。羽倉賞を通じた表現者の支援、そして多様な検定とガイドブック出版を通じた知識の標準化と普及などの活動で、あらゆる表現技術の利活用を積極的に推進してまいります。特に、表現者であるアーティストやクリエイター、無垢な子供も含めた利用者の参加を重視しており、技術開発にかかわる方々にサポートしていただけるような環境を提供することを目指します。

設立11年目、表技協はこれからのデジタル社会を見据え、さらに本格的な活動を行ってまいります。どうぞ、表技協の今後にご注目ください。

2025年 11月
一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会
理事長 伊藤 裕二

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