表現技術検定(建設ICT)のご案内

表現技術検定(建設ICT)いよいよスタート!
初級編「建設ICT概論」を2018年10月に開催

 表技協では、表現技術検定 初級編「建設ICT概論」の開始を2018年10月に予定しています。
現在各省庁で推進している「超スマート社会」実現に向けた方針をふまえ、国土交通省のi-Constructionにフォーカスした「建設ICT」が対象分野です。 この分野では、IoTやスマートインフラの実現、情報化施工、維持管理など、VRの活用による効率化や高度化が大いに期待されています。 本検定の講習内容・
テキストおよび試験問題は、関連の基礎知識や具体的な事例から専門的な方法論・提案手法までを網羅しており、一通り受講することで次のような項目が達成できます(修了者には認定証を授与)。
 日時等詳細は表技協HPで告知いたしますので、ぜひともご参加ください。

1.建設ICT概論を通して今後重要となる「労働生産性向上策」の提案・実現ができる。
2.多様な事例を通して建設ICT利活用の具体的なポイントが体得できる。
3.建設ICTの一般常識から専門的な方法論まで、建設プロセスを網羅した知識を習得。
4.発注者/受注者など立場の違いを超えたコミュニケーションの基礎を習得できる。

■開催概要
講習名 表現技術検定(建設ICT)「建設ICT概論」
開催時期 2018年10月
時間 9:30~16:30
会場 株式会社フォーラムエイト東京本社 セミナールーム
JR品川駅港南口徒歩5分 品川インターシティA棟21階
受講費用 12,000円(予定)
■講習・試験監修(試験委員)

・朝日理登氏(中日本ロード・メンテナンス東京株式会社社長)
・稲垣竜興氏(一般社団法人道路・舗装技術研究協会 理事長)
・杉浦伸哉氏(株式会社大林組 生産技術本部)
・矢吹信喜氏(大阪大学大学院工学研究科教授)

■検定内容(予定)
項目 表現技術として要求される事項等
 

基礎知識

①情報技術
②情報通信技術
③表現技術
④建設 ICT
・情報技術とは
・情報通信技術の発展と展開
・表現技術の変遷
・建設 ICT 推進の背景
 

超スマート社会

①スマートインフラ ・スマートインフラに関する基本的知識
・インフラアセットマネジメントの効率化
②スマートモビリティ ・道路交通システムに関する知識
③スマートものづくり ・IoT ・ビッグデータ解析、数理科学、AI
 

建設の情報化施工

①CIM ・CIM とは
②MC・MG ・MC・MG について
③TS・GNSS ・TS・GNSS について
④管理技術 ・情報化施工における管理技術
⑤総合管理技術(CPS) ・クラウドと現場管理の連携
・現場調査・試験時の安全・環境管理対策
 

建設ICTに向けた施工管理要領・
マニュアル・
検査要領

①土工関係 ・TSを用いた出来形管理要領(土工編)
・TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理要綱
②舗装関係 ・TSを用いた出来形管理要領(舗装工事編)
③施工管理一般 ・施工管理データを搭載したトータルステーション
 による出来形管理要領(案)の策定
④検査要領 ・TSを用いた出来形管理の監督・検査要綱
 河川土工編/道路土工編/舗装工事編
■今後の展開(検定レベル・内容)

 今回の「建設ICT概論」は初級に相当する内容を想定していますが、新人教育などに携わる指導者、管理者の方々にも活用いただけるものとなっています。また、初級に続いて2019年には中級、2020年には上級の講座・検定を順次スタートする予定です。

■ラインナップ第二弾「表現技術検定(まちづくり)」

 表現技術検定第一弾の「建設ICT」は、まちづくりにおけるハード面に相当する「計画・管理」、「設計・施工」に対応しています。第二弾としては、まちづくりのソフト面に相当する「アセスメント(環境・
安全)」、「対話・協議」に該当する内容として、VR技術を活用したまちづくりを担う人材の育成を目的とした「表現技術検定(まちづくり)」を2019年に予定しています。